ものぐさのおと

おじさんのひとりごと

コーポレート部門と現場部門における品質保証

事業部内の品質保証部から、本社の品質保証部に異動となった。

当社は事業部内毎に品質保証部が存在し、顧客からのクレームはそこが対応する形。では、本社の品質保証部は何をするか、顧客からの直接のクレームはない。高額の補償をなるクレームを事業部から受付け、対策内容が適切であるか審査し、幹部を交えて是正報告会を開催するのがメインの仕事になっている。

その他、本社のコーポレート部門として、各事業部を監査したり、全国の工場 (品質保証部)へ品質保証に関する診断シートを送付、集計し、強み弱みを見える化する。

工場の弱みを明確にして、支援することも重要な業務であろう。そこまではいい。しかし、その支援が難しい。もともとQMSに興味のない工場長、マンパワーの少ない品証部門、ISO9001が形骸化した工場、さまざまあり、その実態まではよくわからない。

毎日クレームに追われる事業部の品質保証に、どこまで支援が受け入られるのか。

そこには、現場部門とコーポレート部門とのギャップが存在している。

本来コーポレート部門の品質保証に求められる機能、役割についてガイドライン、皆様の知見などございましたら教えて下さい。

参考になるサイトを以下に掲載しました。

www.insuite.j

 

 

 

 

品質不正の風土と品質保証

品質不正、品質不祥事の発生は、枚挙にいとまがない。

22年3月日野自動車、21年2月の小林化工、3月の日医工。ニュースで伝えられるのはごく僅か。ネットで検索すれば、ぞろぞろ出てくる。

テレビでは社長が謝罪している姿を見かける、品質不正が企業にとって最大の危機であることは自明である。

経営側は、ことごとく風土改革、組織体制の改革を宣言する。しかし、不正を起こした会社は本当に風土が変わっただろうか。その検証は、多くの場合なされていない。なされているかも知れないが、一般消費者には見えない。不正、偽装を10年以上も続けてきた組織にあって、企業文化の土壌である企業風土が簡単に変わるのかと思う。品質保証部や検査部は、10年以上も存在し、長年その位置にいて、そういう待遇しか受けてこなかったら尚更である。業績や売上げ公表値と直結する開発計画、納期が優先される中で、期待通りの試験結果が出ないからといって開発計画を遅らることができるだろうか、その勇気があるだろうか。開発部門に進言したらしたで、試験方法は正しいのか、計測機は正しいのかとか、やり直す時間など無いとか、嫌味いっぱい言われるのがオチだ。経営者に試験結果が悪かった、製品は出荷できない、と進言して、よく言ってくれたと感謝されるだろうか。経営者にとっては、極めて聞きたくない、面倒な話なのだ。品質保証部だって経営者には嫌われたくはない。なんとかしたいと思う。試行錯誤の後、何度が試験した中でたまたま合格になればその数字を使おうと思うのではないだろうか。

品質不正を起こした会社の報告書を読むと、そこには品質保証が本来の機能を果たしていない実態が細かく書かれている。誠に品質保証としての本来の役割を実行していないのであるのは明らかだ。

しかし、出世を望む管理職であれば、正義感あるいは勇気を持って、経営者と対峙できるだろうか。数字を誤魔化すか、会社の信用失墜か、どちらかを選択するのである。果たして多くの場合、自分に多くの言い訳をしながら、かつ正当化しながら、現実に近い方、すなわち前者の方を選択するのである。出世を望む本人にとっては、会社の信用失墜なんてあまり関係のないことなのだ。

企業の一員であり、そこから生活の糧を得ている人に対して、不正を良心の欠如、正義感のなさとは、一概に言い切れないのである。

「風土の変革」を唱えたところで、品質保証部には何もできない。それをいった途端、それは経営側の課題となる。しかし、現経営が、風土の上に成り立ってきている以上、実効性があるかどうかは疑問である。

正当に品質不正をなくすというのなら、品質システム、仕組みの問題として捉える必要があるのではないか。そうなるとこれは品質保証部の問題である。仕組みが形骸化していたなら、それを放置してきた、または守れられないことを見過ごしてきた品質保証部の責任と言える。

経営者が、品質不正の原因を風土だとしても、品質保証部は、同調してはいけないのである。それを見つけられなかったのはなぜか、見つけようとしなかったのかなど、数多くの課題があるのではないか。

開発に愚痴られる、納期が迫る、経営者には進言できない、だったら、そうならないような仕組みを考えようとはしなかったのか。品質保証を担う者が苦し紛れに不正をすることが無いよう、仕組みを考えることはとても重要なことであると思う。またそれは組織にとっても重要で必要なことなのだ。

 

 

 

 

 

 

読感 失敗学と創造学

品質保証について語られるとき、たまに紹介される本なので気になって読んでみました。

この本の副タイトルは、守りから攻めへの品質保証へ、です。攻めの品質保証、これはよく聞く言葉なので、著者の言葉ではなさそうです。

初めは容易な内容で語られ、入りやすかったです。著者が自由に自分の日々の思いを語っています。失敗を共通のもの(他に生かすもの)とするためには、「上位概念に遡り知識化する」ことの重要性が登山の事例などを挙げて、説明されています。

読み進めるとだんだんヒューマンエラーの未然防止についての頭の使い方に話が進みます。でも、頭の使い方を言われても、私のようなバカには正直分かりずらい。やがて破壊試験、加速試験と話が続く。こうなるとなかなかついてゆけない。電気系に偏っている。

大手電気メーカーの開発設計しか経験のない著者が品質保証部を応援しているが説得力がない。著者にいう品質保証部が元気になる方法とは、設計部以上に設計を理解し、不良を定量評価し、加速試験法、信頼性設計法、過去の分析を行うこととらしい。いつか会社を救い、影で誰かが感謝するからだという。

品質保証部はそこまで暇じゃ無いんです。影の感謝なんで期待していませんよ。QMSは無駄だとうそぶく幹部、手を抜く技術者、思いこみで作業するオペレータ、品質保証はそれらと日々戦っているんです。

ここまで読んできた品質保証の人たちはさぞがっかりしただろう。安全なところから火中の人に向かって、頑張れ頑張れと言っているに過ぎないのだから。

私は、クレームや品質事故が起こったときこそ、品質保証の力の見せ所だと思います。

それをきっかけにして、仕組み上の悪さ、組織風土を変えるきっかけになければならないと思うのです。いかにマウントを取るのかということです。それが私の考える「守りから攻めの品質保証」です。

 

 

頸椎症のあれこれ

ひどい首こりと肩こり

首こり肩こりの経過と現在までの状況について公開することで、同じ悩みをもつ方の何かの参考になればと思います。

22年1月、正月を過ぎ、首こり肩こりがひどくなってきました。

私の場合、肩こりと首こりが慢性化している。もう20年くらいの付き合いです。

根っからの猫背、前肩が影響しているのだろう。街中で鏡に映る自分の姿を見ると頭が垂直より前傾になっているのが分かります。

在宅ワークで、外に出歩くことが激減し、パソコンと向き合う時間が増えたことが一番の要因だろうと容易に想像できました。

とは言え、首の筋を軽くつまむだけで前も左右も痛い。

ずっと放置するのもよくないと思い、まずは整形外科に行くことにしました。

 

 

変形性頸椎症

診断結果は、変形性頸椎症。

首の可動域は狭いですが、なんとか上下左右は回るので重傷ではなさそうです。

医師が言うには、骨棘(こつきょく)*1が成長して、それが神経を圧迫していて、さらにストレートネックになっていることが原因だろうとのこと。特に4番目、5番目、6番目の骨のすき間が狭くなっているので、それが原因だろう。リハビリを行っていきましょうとのことでした。

*1骨棘(こつきょく)は、年齢とともに椎間板(骨間のクッションの役割)が劣化し、それを抑えようとして、骨が異常に増殖してできた骨のトゲのことだそうです。

 

 

整体をやってみた

ネットで首こり、頸椎症を調べると多くのサイトが出てきます。首こり専門の鍼、整体もあるようです。

まずは整体をやってみることにしました。

首こり専門の整体は、上半身の整体がメインになります。ここでは、肩甲骨周りをほぐして、胸骨から上をそらしていくという感じでしょう。最後はボキボキっと言わせて終了。終わった時は、詰まりが取れた感じで気持ちいいです。

ただし、翌日には元に戻ってしまいました。先生が言うには6回以上は続けないと効果ないとのことです。長年付き合ってきた首こりですから、そうなんでしょう。

1回の費用が6000円で、なかなか財布にはきついです。結局、2回目、3回目と行きましたが、6回やってもあまり変わらない気がしたので、3回目でやめてしまいました。もっと続けていたらよくなっていたのかもしれませんが、今となっては分かりません。

 

 

鍼をやってみた

次は鍼です。首専門の鍼を探しました。電車で1時間くらいの距離ですした。予約は必須で1週間後しか取れず、コロナの中でもなかなかお忙しいご様子です。

先生曰く、何十年も抱えてきた症状だから、そう簡単には治らない。首こりを軽減させて、上手く付き合うことを考えるのも大切とのこと。なるほどそうですね。今まで改善の努力をしてないて、すぐに良くなるはずはないでしょうから。体がそのように変形してしまっている以上、一生付き合って行くことになるんでしょうね。

鍼は10年ほど前にやったことはあったのですが、久しぶりの鍼です。鍼には太さがあるようで初回は細い鍼からだそうです。鍼は20本くらい刺したと思います。そのあと、電流を通しながら安静にします。

チクッとした後、鈍痛。その後の電流で筋肉がブルブルと震え、なかなか効果ありそうです。翌日、首こりは解消しませんが、鈍痛とともに、今までとは違った感じがあります。治りそうな予感がしましたから、次の予約を入れました。

2週間おきに5、6回は通ったでしょう。毎回、施術後の感じが違うので、即効性はあったのだろうと思います。しかし、今後ずっとやらなくてはいけないのでははないかとの不安、1回の費用が6600円することから、継続性の観点から、中止としました。

 

リハビリをやってみた

整体、鍼をやりながら、頸椎症の診断以降、2週間毎に整形外科のリハビリにもいきました。

リハビリは首の牽引と理学療法士さんのマッサージです。

首の牽引は、あごにベルトをひっかけて、機械で上から引っ張ります。

骨と骨の間が狭くなっているので、広げようとしているんですね。なかなか気持ちいいですが、なんとなくこれで治る感じがしません。牽引が終われば、また次の治療までには戻ってしまうと思ってしまいます。

理学療法士さんは肩甲骨の可動域を大きくすることと、ストレートネックを解消するような軽い運動でした。本で見た運動もありました。肩甲骨の可動域が悪いのが自覚できましたし、施術中は気持ちいいです。何より毎回リハビリに行くことによって、自分の姿勢を気をつけるようになりました。リバビリは結局5ヶ月くらい続けました。

その間、首こりは軽減、悪化を繰り返しながら、少しづつマシになっていく感じでした。

そうする内、だんだんあまり変化が感じられなくなり、終わりのないサイクルにハマってる気持ちになってきたりしたので、これも中断することにしました。

 

枕を変えてみた

首こり肩こりの方は、枕の高さについて一度は考えたことがあるでしょう。

私も何年間もの間、いろいろ枕を変え高さを調整したりしてきました。ある本では、ストレートネックには枕がないのが良いとも書かれていましたので、それも実践してきました。しかし、これはほとんど効果みられず、今から思うとかえって就寝を妨げていたのでは無いでしょうか。

その後、玄関マットとバスタオルを使って、適正な硬さと高さにすることを知りました。タオル一枚分の高さが重要なんだそうです。首こりへの効果は、まだどうか分かりませんが、高さを適正にすることで、いびきが小さくなったような気がします。おそらく、首こりにもいい影響があるのではないかと思います。

 

 

ヨガの効果は

ヨガは長年やってきてました。週に1回程度です。運動不足や首こりにはいいと思っていたのですが、ずっと首こりを抱えてきたことから考えると、週1回程度ではダメなのでしょうか。

最近、教わっている先生は、胸椎を伸ばし、肩甲骨の可動域を広げることを中心にやってくれてますので、以前の整体やリハビリにも通じていると感じ、今度こそはと期待しています。

 

 

 

 

融雪剤はなぜ雪を溶かす?

ふと、思ったのですが、どうして融雪剤は雪を溶かすのでしょうか?

雪が降ると降雪地域の道路では、融雪剤がまかれることがよくます。

都会の人には分からないでしょうが・・・・・

融雪剤は白い粉。炭酸カルシウムです。CaCl2。タンカルと呼ばれたりします。

CaCl2は水に溶けると、カルシウムイオンと塩素イオンになります。

水に物質が混ざると、水の凝固点(0度)は下がるので、氷になりにくくなり

水の状態にしておけるという仕掛けです。

CaCl2が水に溶ける時の発熱反応によって雪が溶ける、との話もありますが

雪を溶かすほどの熱ではないようです。

 

スパゲッティを茹でるとき、水に塩を入れますよね。あれは塩化ナトリウムを加えることによって水の沸点(100度)をわざと上げ、100度以上のお湯で麺を茹でようとしてているんです。

水に物質を加えることにより、沸騰しにくくなり、氷になりにくくなります。

 

なお、ナトリウムイオンは金属の腐食を促進する働きがあるので、

車にとってはあまりよくないのですが、滑って事故るくらいなら、

融雪剤はちゃんと使った方がいいのです。

 

 

 

 

コロナになってブログを始めた

ついにコロナにかかってしまった。

11月末に4回目のワクチンを打ったばかりのいうのに・・・です。

まだ免疫の効果は残っていると思っていましたが・・・

朝起きると喉が少し痛かったから、念の為と思い無料PCR検査に行き、

翌日、陽性の通知を受けとりました。

これまで、何度かPCR検査は受けていましたが、初の陽性に少しビビりました。

さあ、どうしたものか。喉の痛みは少し酷くなっているし、熱っぽい。

とりあえず通知に載ってあるサイトを見ると、手続きが細かく書かれています。

自治体は正確に書いてくれているのですが、熱っぽい頭にはすんなり内容が入ってきません。結局、発熱相談センターに電話。慣れた口調で手際よく教えてくれたが、こっちは平常じゃないから、結局3回聞き直しました。

診察受けるか、自宅療養するかは自己判断みたい。とりあえず、熱は上がりそうにないので、登録センターに登録することで済ませました。

その翌日、喉の痛みは酷いが、熱はないので、在宅勤務。

登録の2日後、コロナ支援物資が届きました。

段ボール2箱。水、パックごはん、レトルトカレーなどの保存食いろいろ。

のどあめ、おやつが入っているのが嬉しい。ここまで全て機械的な処理だっただけに

温かみを感じました。一人暮らしにはかなり助かります。ありがたいことです。

私の場合、コロナ症状は風邪の少しひどいレベルってところでしょうか。

ワクチンのおかげで重症化が免れているのかも知れません。

土日は出掛けられず、さすがに長い時間は寝られないので、思い立ったのがブログ。

これがブログを始めるきっかけです。

なんのオチもない独り言でした。はい。

 

コロナ支援物資