ものぐさのおと

おじさんのひとりごと

頸椎症のあれこれ

ひどい首こりと肩こり

首こり肩こりの経過と現在までの状況について公開することで、同じ悩みをもつ方の何かの参考になればと思います。

22年1月、正月を過ぎ、首こり肩こりがひどくなってきました。

私の場合、肩こりと首こりが慢性化している。もう20年くらいの付き合いです。

根っからの猫背、前肩が影響しているのだろう。街中で鏡に映る自分の姿を見ると頭が垂直より前傾になっているのが分かります。

在宅ワークで、外に出歩くことが激減し、パソコンと向き合う時間が増えたことが一番の要因だろうと容易に想像できました。

とは言え、首の筋を軽くつまむだけで前も左右も痛い。

ずっと放置するのもよくないと思い、まずは整形外科に行くことにしました。

 

 

変形性頸椎症

診断結果は、変形性頸椎症。

首の可動域は狭いですが、なんとか上下左右は回るので重傷ではなさそうです。

医師が言うには、骨棘(こつきょく)*1が成長して、それが神経を圧迫していて、さらにストレートネックになっていることが原因だろうとのこと。特に4番目、5番目、6番目の骨のすき間が狭くなっているので、それが原因だろう。リハビリを行っていきましょうとのことでした。

*1骨棘(こつきょく)は、年齢とともに椎間板(骨間のクッションの役割)が劣化し、それを抑えようとして、骨が異常に増殖してできた骨のトゲのことだそうです。

 

 

整体をやってみた

ネットで首こり、頸椎症を調べると多くのサイトが出てきます。首こり専門の鍼、整体もあるようです。

まずは整体をやってみることにしました。

首こり専門の整体は、上半身の整体がメインになります。ここでは、肩甲骨周りをほぐして、胸骨から上をそらしていくという感じでしょう。最後はボキボキっと言わせて終了。終わった時は、詰まりが取れた感じで気持ちいいです。

ただし、翌日には元に戻ってしまいました。先生が言うには6回以上は続けないと効果ないとのことです。長年付き合ってきた首こりですから、そうなんでしょう。

1回の費用が6000円で、なかなか財布にはきついです。結局、2回目、3回目と行きましたが、6回やってもあまり変わらない気がしたので、3回目でやめてしまいました。もっと続けていたらよくなっていたのかもしれませんが、今となっては分かりません。

 

 

鍼をやってみた

次は鍼です。首専門の鍼を探しました。電車で1時間くらいの距離ですした。予約は必須で1週間後しか取れず、コロナの中でもなかなかお忙しいご様子です。

先生曰く、何十年も抱えてきた症状だから、そう簡単には治らない。首こりを軽減させて、上手く付き合うことを考えるのも大切とのこと。なるほどそうですね。今まで改善の努力をしてないて、すぐに良くなるはずはないでしょうから。体がそのように変形してしまっている以上、一生付き合って行くことになるんでしょうね。

鍼は10年ほど前にやったことはあったのですが、久しぶりの鍼です。鍼には太さがあるようで初回は細い鍼からだそうです。鍼は20本くらい刺したと思います。そのあと、電流を通しながら安静にします。

チクッとした後、鈍痛。その後の電流で筋肉がブルブルと震え、なかなか効果ありそうです。翌日、首こりは解消しませんが、鈍痛とともに、今までとは違った感じがあります。治りそうな予感がしましたから、次の予約を入れました。

2週間おきに5、6回は通ったでしょう。毎回、施術後の感じが違うので、即効性はあったのだろうと思います。しかし、今後ずっとやらなくてはいけないのでははないかとの不安、1回の費用が6600円することから、継続性の観点から、中止としました。

 

リハビリをやってみた

整体、鍼をやりながら、頸椎症の診断以降、2週間毎に整形外科のリハビリにもいきました。

リハビリは首の牽引と理学療法士さんのマッサージです。

首の牽引は、あごにベルトをひっかけて、機械で上から引っ張ります。

骨と骨の間が狭くなっているので、広げようとしているんですね。なかなか気持ちいいですが、なんとなくこれで治る感じがしません。牽引が終われば、また次の治療までには戻ってしまうと思ってしまいます。

理学療法士さんは肩甲骨の可動域を大きくすることと、ストレートネックを解消するような軽い運動でした。本で見た運動もありました。肩甲骨の可動域が悪いのが自覚できましたし、施術中は気持ちいいです。何より毎回リハビリに行くことによって、自分の姿勢を気をつけるようになりました。リバビリは結局5ヶ月くらい続けました。

その間、首こりは軽減、悪化を繰り返しながら、少しづつマシになっていく感じでした。

そうする内、だんだんあまり変化が感じられなくなり、終わりのないサイクルにハマってる気持ちになってきたりしたので、これも中断することにしました。

 

枕を変えてみた

首こり肩こりの方は、枕の高さについて一度は考えたことがあるでしょう。

私も何年間もの間、いろいろ枕を変え高さを調整したりしてきました。ある本では、ストレートネックには枕がないのが良いとも書かれていましたので、それも実践してきました。しかし、これはほとんど効果みられず、今から思うとかえって就寝を妨げていたのでは無いでしょうか。

その後、玄関マットとバスタオルを使って、適正な硬さと高さにすることを知りました。タオル一枚分の高さが重要なんだそうです。首こりへの効果は、まだどうか分かりませんが、高さを適正にすることで、いびきが小さくなったような気がします。おそらく、首こりにもいい影響があるのではないかと思います。

 

 

ヨガの効果は

ヨガは長年やってきてました。週に1回程度です。運動不足や首こりにはいいと思っていたのですが、ずっと首こりを抱えてきたことから考えると、週1回程度ではダメなのでしょうか。

最近、教わっている先生は、胸椎を伸ばし、肩甲骨の可動域を広げることを中心にやってくれてますので、以前の整体やリハビリにも通じていると感じ、今度こそはと期待しています。